マイホームの購入をに欠かせないのが住宅ローンの借り入れです。住宅ローンを借りるための審査は2つの段階に分かれており、一般的に「事前審査」と「本審査」と呼ばれています。今回は、事前審査と本審査の違いとポイントについてご紹介します。
住宅ローン・予算について
住宅などの高価なものを購入する場合には、手元のお金でまかなえる人はほとんどいません。なので、住宅ローンを利用し契約した返済期間内で借り入れた金額を月々支払っていくことになります。
予算を決める
住宅ローンを組む際に第一に考えなければいけないのが予算です。一般的に住宅を購入できる予算の目安は年収の「約8倍」と言われますが、実際の借入限度額は、借入年数や職種、年収などによっても変わってきます。気軽に来店いただき、スタッフに相談していただくことが予算決定の一番の近道です。
また、借り入れる金額だけではなく、「自己資金」から、「頭金」や「手付金」を出す必要があるため注意が必要です。
※参考記事 → 家を買おう!何から始める?
事前審査と本審査のポイント
住宅ローンを借りるためには、審査を通過する必要があります。審査は2段階に分かれており、一般的 に「事前審査」と「本審査」と呼ばれています。それぞれの審査には一定期間かかりますので、その期間も考慮に入れる必要があります。
住宅ローン利用の流れ
金融機関によって異なることがありますが、一般的には下記の流れで住宅ローンを利用することができます。
【申込み ⇒ 審査(事前審査と本審査) ⇒ 契約
⇒ 実行】
冒頭のように審査は事前審査と本審査の2 段階で行われますので、文字通り「事前」の段階である仮審査で承認されても、本審査では否認されることがあるので注意しましょう。
また、金融機関ごとに方針が異なりますので、ある金融機関での仮審査は否認でも、別の金融機関の仮審査では承認されることがあります。一つではなく複数の金融機関の仮審査に申込むという方法もあります。
事前審査でチェックされるのは返済能力
事前審査は、本審査の申込みをする前に行われる簡易的な審査で、金融機関から求められる情報を申告します。金融機関から住宅ローンを利用したい方の年収や、過去の信用情報などが調べられます。ここでポイントとされるのは「申込者に支払い能力があるのか」という点です。
金融機関が「この人にお金を貸して大丈夫なのか」「毎月きちんとお金を返済できるのか」、マイホームの購入に当たって借り入れる金額が申込者の経済状況や年収と照らし合わせて適切か、返済期間に問題はないか、ほかに借入がないか、延滞した履歴はないか、などが簡単にチェックされます。
例えば、申込者本人の年収や、物件の金額に対する自己資金(頭金)の割合などが挙げられますが、項目は金融機関によって異なります。
本審査では更に詳しくチェックが入る
本審査は、保証会社による調査のことをいいます。(保証会社は、金融機関から保証料を預かり、万が一、住宅ローン返済が滞った場合に金融機関に住宅ローンの残額を支払います。)
本審査では、完済時の年齢や現状の勤続年数など、さらに厳しくチェックが入り、その項目は多岐に渡ります。
また、住宅ローンを組むという形である以上、物件の担保的価値も含めて調べられ、あらゆる角度から申込者が「ちゃんとローンを完済するのに適切な人物なのか」が審査されます。
提出する書類も事前審査のときよりも多く、印鑑証明書や住民票などの証明書類なども必要です。また、担保にする物件や借主の健康状態なども確認されます。
事前審査時の情報と本審査時の情報が違うと、申告内容に差異があるため金融機関の側から疑われてしまうことがありますので気をつけましょう。
本審査で提出した給与明細や源泉徴収票などの書類と、事前審査での申告内容が大きく違っていれば、審査に落ちてしまうこともあります。「事前審査に通ったから本審査も大丈夫」と過信は禁物です。
重要なのはスピード!まずは相談してみよう!
審査中にご希望の物件が売れてしまう可能性も
ただ、審査が通らないことには物件の購入は進みません。慎重になるあまり出遅れてしまい、審査の最中に物件が売れてしまうこともよくあること。ご希望の住宅購入のために、スピード感も大きな鍵となります。いつでも気に入った物件を購入できる状態にしておくことも住まい探しに重要な要件となります。
経験豊富なスタッフに相談
スピード感を大切にしつつ、物件探しをしたい。そんな時は金融機関との折衝経験が豊富な店舗のスタッフにご相談いただくのがベスト。予算決めを店舗スタッフに任せることで、不安なく、かつ迅速に予算が決まり、物件探しに集中できるはずです。
ぜひ、お気軽に店舗にご来店ください!
まとめポイント
ローンを組むにあたって審査のポイントは「支払い能力の有無」!
物件探しは、スピード感が大切!まずは経験豊富なスタッフに相談!