住宅を購入する際には、住宅ローンを利用する方が大半だと思いますが、実は事前に、金融機関の「審査」を受ける必要があることをご存知でしょうか?
事前審査の仕組みを知らずに申し込んでしまい、本審査にたどり着けなかったというケースもあります。
事前審査がある場合に備えて、住宅ローンにおける事前審査の内容と申し込む際のポイントについて解説します。
住宅ローンの事前審査とは?
住宅ローンの事前審査とは、本審査の申し込みをする前に行われる簡易的な審査で、
金融機関から求められる情報を申告します。
また、事前審査の申込は、購入する物件が決まった段階で行われるのが一般的です。
例えば、申込者本人の年収や、物件の金額に対する自己資金(頭金)の割合などが挙げられますが、
項目は金融機関によって異なります。
仮審査は書類で申込むことが一般的ですが、インターネット上で申し込める金融機関もあります。
希望物件が見つかってから住宅ローンの事前審査を受けても遅くはありません。
しかし、買付証明書(不動産購入申込書)の提出後に住宅ローンの事前審査を受ける場合、
事前審査の結果が出る前に事前審査の仮承認を得ている他のお客様に先を越され、
希望の物件を購入ができない…と言う残念な結果になってしまう人も少なくありません。
そのような事態にならないために、また、買付証明書を有効な書面にするためにも、
購入希望物件を見つける前でも、住宅ローンの事前審査を受けておくことをおすすめします。
もちろん、金融機関との打合せで仮の物件でも、事前審査は可能です。
住宅ローンの事前審査に必要な書類
住宅ローンの事前審査では、金融機関所定の「事前審査申込書」の他、以下のような書類が必要となります。
事前審査必要な書類は、金融機関によって異なることがあります。
場合によっては公的機関に出向いて入手する必要もありますので、詳細を確認し、余裕をもって漏れのないように準備しておきましょう。
・本人確認書類
運転免許証や健康保険証、パスポート等
・収入証明書類
- 給与所得者の場合:前年分の源泉徴収票
- 自営業者および個人事業主の場合:過去3年分の確定申告書および付表の写し
- 法人代表者の場合:前3期分の決算報告書の写し
・物件確認書類
購入しようとしている物件のパンフレット・チラシ・販売図面、
物件概要書、価格表等の写し
(自動車やカード等で他に借り入れているローンがある場合)
その契約内容やローン残 高が分かる書類が必要となります。
まとめ
事前審査に申し込みをする際、審査に通るのか通らないのかが気になるところ。
しかし、より大切なのは余裕をもって返済できるかどうかということではないでしょうか。
仮に審査に通っても、返済計画に無理があるようですと、
借入後に返済できなくなりマイホームを手放さざる事態になりかねません。
一生にかかわることですので、不安なことがあれば事前に金融機関や不動産会社に相談しましょう。